大人が英会話の習い事を始める前に押さえたいポイントや勉強法は？

習い事を始める前に決めるべきこと

早く習い事を始めたくても、焦ってはいけません。英会話を習得するための一番の近道は、継続することです。そして学習を長く続けるには、目標レベルと1日の勉強時間、興味のある教材を事前に決めておく必要があります。

まず大切なのは、英会話を学ぶうえでの目標を決め、そのレベルに合わせて教材や勉強法を選ぶことです。到達すべき目標がはっきりしていれば、モチベーションも上がります。

大人が英会話を学ぶ際の代表的な目標としては、「海外旅行で役立つ会話」や「ビジネス向けの上級英会話」の習得などが挙げられます。

目標を決めるという意味では、1日の勉強時間を設定することも重要です。最初は15分程度の短時間学習で達成感を味わい、だんだんと時間を増やしていくことをおすすめします。

毎日の通勤時間やお風呂の後など、勉強する具体的な時間帯も決めておきたいところです。同じ時間帯での勉強を習慣付けることで、習い事も長続きしやすくなるのです。

目標や勉強時間を決めても、すぐに飽きるような教材を選んでしまっては、効果的な学習はできません。目標レベルに合っており、かつ興味とやる気を引き起こしてくれるような教材を選びましょう。選択肢としては、参考書やオンライン英会話などの本格的な教材から、スマホアプリや動画などの手軽に学べる教材まで幅広いものがあります。

目標別おすすめの勉強法

海外旅行に行く前の英会話学習では、基本的にはよく使う定形フレーズを覚えるだけで十分です。空港やホテル、レストランなどの場面ごとの会話を暗記しておけば、不測の事態が起こらない限りは困りません。

教材は、海外旅行向けフレーズが集められているCD付きの参考書が便利です。CDで発音を繰り返し確認し、現地での会話に対応できるよう備えます。また、旅行先での行動を想像しながら参考書内のフレーズを組み合わせることで、記憶に定着しやすくなるでしょう。

ビジネスレベルの英会話では、語彙・文法・スピーキング・リスニングといったあらゆるスキルが要求されます。そのため、長期的にバランスよく勉強しなければいけません。より短期で学びたいのであれば、会社でよく使うフレーズや単語を集中的に勉強する方法が有効です。

ビジネス英会話を学ぶ際は、ビジネス英語特化のTOEICや、スピーキングテストがある英検向けの教材を使うことをおすすめします。モチベーションを維持するという観点でも、明確な目標点数・級を設定した受験勉強は効果的です。

英会話初心者が注意すべきポイント

英会話中～上級者には有効な勉強法でも、初心者が行う際は注意が必要な場合があります。それは「語彙や文法にこだわりすぎること」と、「海外作品を教材にすること」です。

単語や文法の勉強が重要なのは間違いないため、一度習ったことのある中学レベルの復習であればおすすめします。しかし、新しく語彙や文法を暗記するときはどうしても単調になり、飽きてしまう人が多いのです。また、語彙や文法にこだわりすぎると、会話としては硬く伝わりづらくなってしまいます。

人気の海外ドラマや好きな洋画を教材にする勉強法は、長続きしやすいといわれることがあります。確かに作品内容を楽しみながら勉強できれば、モチベーションが上がるでしょう。しかし、海外作品で使われる細かなニュアンスの英語は、上級者でも聞き取りと理解が難しいという落とし穴があります。

このような失敗をしないためには、プロ講師に学べる英会話教室やオンライン英会話に参加するのがおすすめです。英会話を習いたい方は、株式会社国際遠隔教育設計へお問い合わせください。オンラインレッスンでは、目標レベルに合わせてコースをお選びいただけます。

初心者の方から中～上級者の方まで、レベルに応じたレッスンのご提供が可能です。