大人が英会話・ビジネス英語を習得できるまでの期間はどれくらい？

大人が英会話を習得するまでの期間

一般的に、大人が海外で問題なく通じる日常会話レベルの英会話ができるようになるまでの期間は、半年程度といわれています。

目安として、週1回のペースで英会話教室に通った場合の学習効果の経過は以下です。

• 1カ月時点：簡単な英語が理解でき、片言で返事ができるレベル
• 3カ月時点：ある程度の日常会話が理解でき、簡単な英語で受け答えできるレベル
• 半年時点：日常会話が問題なくでき、海外旅行で困らないレベル

社会人には学生時代に学校や塾で習ってきた時間の積み重ねがあるため、英語の基礎はできています。ただし、学校ではリスニングやスピーキングを習熟させる機会が多くはありません。そのため、ネイティブに通用する英語で受け答えできるようになるには、短くても半年程度かかるのです。

大人がビジネス英語を習得するまでの期間

大人がビジネスレベルの英語を習得するまでには、1～2年程度かかるといわれています。専門用語や交渉スキルが必要な分、日常会話の習熟よりも時間がかかってしまいます。

習得までの期間を時間に直すと、約1,000時間です。この数字は、アメリカの外国語研究機関FSI(Foreign Service Institute)が発表した、英語ネイティブが業務に支障のないレベルの第二言語習得にかかった時間のデータに基づいています。

研究結果から、日本語は英語ネイティブにとって習得が最も困難なカテゴリに分類され、マスターするまでに約2,200時間かかると算出されています。日本語習得が難しいのは、日本語と英語では文字や文法、発音などのあらゆる言語構成要素が異なるためです。

英語ネイティブが日本語をマスターするまでに2,200時間かかるということは、日本人が英語を学ぶ際も同等の時間が必要といえます。

とはいえ、前述のとおり社会人には学生時代の学習の積み重ねがあるため、より短い時間で習得できます。日本人が中学～高校で費やす英語学習時間は約1,200時間とされるため、2,200－1,200＝1,000時間かかるというわけです。つまり、1年で習得するには1日3時間程度の学習が必要です。

習得までの期間を短縮するには

英会話やビジネス英語を最短で習得するには、質のいい学習を実行する必要があります。質のいい学習とは、インプットとアウトプットを何度も繰り返すような勉強方法のことです。自分に合った良質な教材で知識を吸収し、実際に通じるのか確かめるために外国人と会話する流れを集中して繰り返せば、より短い期間での習得が可能になります。

しかし多くの人にとって、外国人相手に話して添削してもらう機会は少ないでしょう。そこでおすすめなのが、ネイティブ講師から実践的な英語を学べるオンライン英会話レッスンです。オンラインなら、毎日好きなタイミングで勉強できるため、時間の確保が難しい社会人でも学習を習慣付けられます。